渡韓の目的として「シミ取り」を挙げる方はとても多く、実際に現地のクリニックでも人気のメニューです。ただ、ひとくちにシミ取りといっても、顔全体に弱く照射する方法と、一つひとつのシミを狙って焼く方法ではまったく別物です。回数も費用もダウンタイムも変わります。この記事では、その違いから費用の考え方、日本語対応の実際までを、現地の口コミとあわせて整理します。
まず、シミの種類と施術の方向性を知る
同じ「シミ」と呼んでいても、肌に起きていることは違います。
| 種類 | 見え方 | 一般的なアプローチ |
|---|---|---|
| 老人性色素斑 | 輪郭のはっきりした濃い斑 | スポット照射(一つずつ狙う) |
| そばかす | 細かい点が散らばる | スポット照射、またはトーニングの併用 |
| 肝斑 | 頬骨のあたりにもやっと広がる | 強い照射は避け、弱い出力を重ねる方向 |
| 炎症後の色素沈着 | ニキビ跡などが茶色く残る | トーニングや内服との組み合わせ |
とくに注意が必要なのが肝斑です。強いレーザーを当てると、かえって濃くなってしまうことがあります。カウンセリングで「肝斑があるかどうか」を診てもらえるかは、クリニック選びの一つの目安になります。
ピコトーニングとは — 顔全体を「少しずつ」整える方法
ピコトーニングは、弱い出力のレーザーを顔全体にまんべんなく照射する施術です。一度で劇的に変えるのではなく、回数を重ねてトーンを整えていく考え方のメニューです。
回数の目安
一回で完結するものではありません。クリニックによって提案は変わりますが、複数回のパッケージとして組まれることが多く、間隔を空けながら通う前提になります。渡韓のたびに継続している方もいれば、韓国では初回だけ受けて、日本で継続する方もいます。
組み合わせで受けることが多い
ピコトーニングは単独よりも、ほかのメニューと一緒に組まれるのが韓国流です。
「明洞のベンスクリニックで「ピコトーニング」「ピコ消しゴム」「ほくろ取り」「アクアピーリング」を受けてきました。 キャンペーン価格でかなりお得に受けられて、正直この内容でこの値段はすごいと思います。 カウンセリングはすべて日本語で対応してもらえるので安心でしたし、押し売りなども全くなく、希望する施術だけをサクサクと進めてくれる感じ。院内もとても綺麗で清潔感がありました。」
トーニングで全体のトーンを整えつつ、濃い部分はスポット照射で個別に取る、という組み方です。キャンペーンの枠に収まると費用を抑えやすくなります。
スポット照射(シミ取り放題)とは
濃いシミを一つずつ狙って照射する方法です。韓国では「シミ取り放題」として、時間内であれば個数を問わず照射するメニューを用意しているクリニックがあります。実際に受けた方の記録を見てみます。
「シミ取り放題60分を施術しました。 250,000ウォンです。 初めのカウンセリングから日本人の方が対応してくれるので、英語も韓国語もできなくても問題なし👍 施術前の写真を撮影して、麻酔クリームを塗って、しばらく待って、施術所へ。 顔中にそばかす、シミ、肝斑が多くて先生にも「たくさんありますねー」と言われながら無数にレーザーを当てられて、肌が焼ける感じが痛かったですが、数も多いし仕方ない💦 実際の施術は15〜20分くらい? 終わったら無数のかさぶたにびっくりしました😵 でもアフターケアもいろいろ教えてくれるので、安心です。」
この口コミからは、実際の流れがかなり具体的に分かります。麻酔クリームを塗っても「肌が焼ける感じ」の痛みはあること、照射自体は15〜20分程度で終わること、そして終わった直後は無数のかさぶたができることです。ここを知らずに受けると、鏡を見て驚くことになります。
※上記の金額は、ある方が実際に受けたときの一例です(クリニック・メニュー・時期によって変わります)。本記事のほかの費用に関する記述も、公開メニューと口コミで確認できた範囲の目安であり、キャンペーンや為替で変動します。金額はカウンセリングの場で見積もりとして提示してもらってください。
費用はどう決まるのか
| 変数 | 内容 |
|---|---|
| 方式 | トーニング(全顔)かスポット(個別)かで、そもそも価格帯が違います |
| 時間・個数 | 「60分取り放題」のように時間で区切るか、個数で数えるか |
| 回数・パッケージ | 複数回まとめると1回あたりが下がる設計が一般的です |
| キャンペーン | ほくろ除去やピーリングとの組み合わせパックが出ていることがあります |
| 追加ケア | 保護パッチや軟膏が別料金になることがあります |
最後の「保護パッチ」は見落としやすい部分です。照射後に大きいシミの箇所だけパッチを貼ってもらい、それ以外は自分で用意する必要があった、という口コミがあります。かさぶたが出るメニューを受けるなら、パッチの有無と追加購入の要否を先に聞いておくと安心です。
ダウンタイムとアフターケア
シミ取りのダウンタイムは、施術後の見た目そのものです。ここは正直に把握しておいてください。
- 照射直後 — 赤みと熱感。ヒリヒリすることがあります
- 1〜3日目 — 照射した箇所が濃くなり、かさぶたになります
- 5〜10日目 — かさぶたが自然に取れていきます。無理に剥がさないことが大切です
- その後 — 一時的に色素沈着が出ることがあります。日焼け対策が必要です
実際に受けた方の詳しい記録です。
「今回、シミ取り(全顔)でお伺いしました。 入店から日本語での対応で安心感があり、さらにカウンセリングも日本の方が対応されていました。丁寧な説明と何気ない会話も交えながらのカウンセリングで質問もし易かったです。 シミ、ほくろ、肝斑も取り放題とのことで、残したいほくろを指定してそれ以外はレーザーを当ててもらいました。レーザー照射中は、少し焦げ臭くて油が撥ねた時のようなチクッとする感じで耐えれる痛みでした。 レーザー後は大きいシミのところには保護パッチを貼ってくれましたがそれ以外はそのままなので、必要であれば別で購入が必要かなと思います。 1回では全て取りきれないと伺いましたが、今よりシミが薄くなることを期待してホームケア頑張ろうと思います!」
「1回では全て取りきれない」とその場で伝えられている点に注目してください。これは誠実な説明です。一度ですべて消えると期待して渡韓すると、結果に対する評価がずれてしまいます。効果の出方には個人差があり、複数回に分けて薄くしていくものだと理解しておくほうが、満足度は高くなります。
渡韓日程のどこに入れるか
かさぶたが出る施術なので、旅行の初日に入れるか、帰国直前に入れるかで体験がまったく変わります。
- 旅行中に写真を撮る予定がある → 帰国直前に受ける
- 帰国後すぐに人と会う予定がある → 旅行初日に受けて、帰国までにかさぶたを落ち着かせる
- どちらも避けたい → トーニング中心の組み立てにする
韓国のシミ取りは日本語で受けられる?
シミ取りは「どこを取るか」「どこを残すか」を自分で指定する必要がある施術です。だからこそ、ほかのメニュー以上に言葉が通じるかどうかが結果に直結します。
「2回目の訪問です。日本語完璧なスタッフで、先生も丁寧、最後の確認もしっかりしているのでシミの取り残しナシ。これからの手入れ方法も説明してくれるので安心でした。」
「最後の確認もしっかりしている」という部分が、シミ取りでは決定的に重要です。照射が終わったあとに鏡で一緒に見て、取り残しがないか確認する工程があるかどうか。ここを日本語でやり取りできるかが、仕上がりを左右します。
逆に、確認がないまま進んだ場合に何が起きるか。実際の口コミです。
「価格もお得だと思うのですが、施錠中にどの施術されているのか不明なため、今からこのレーザー当てますーみたいな説明があると良かったと思います。 追記 スポットレーザーをやったらお気に入りだったホクロも勝手に消されてしまった、、レーザー当てる箇所をヒアリングしてからにして欲しい。」
残したかったほくろが消えてしまった、というケースです。これは技術の問題ではなく、事前のすり合わせが行われなかったことによるものです。
シミ取りの予約時・カウンセリング時に伝えること
- 残したいほくろ・シミがあるか(先ほどの口コミのように、指定できるクリニックもあります)
- 肝斑があると言われたことがあるか
- かさぶたが出る施術でも問題ない日程か
- 照射後に鏡で一緒に確認してもらえるか
- 日本語通訳の同席をお願いできるか
LINEやカカオトークで日本語のまま予約できるクリニックが多いので、この5点は予約の段階でメッセージにまとめて送ってしまうのが確実です。当日に慌てて伝えるより、記録として残るぶん安心できます。
よくある質問
Q. 何回くらい通えばいいですか? シミの種類と濃さによって変わります。スポット照射は濃いシミなら数回に分けることがあり、トーニングはもともと複数回を前提に組まれます。一度で完結するものと考えないほうが期待とのずれが起きにくいです。
Q. 施術後にメイクはできますか? かさぶたの上からのメイクについてはクリニックの指示に従ってください。パッチを貼っている箇所は基本的に触らないよう案内されます。
Q. 日焼け止めはどうすればいいですか? 照射後の肌は紫外線の影響を受けやすい状態です。アフターケアの説明で案内がありますので、その内容に沿ってください。夏場の渡韓では、帰りの観光をどうするかまで含めて考えておくとよいです。